移住者に聞く!「今を生きる暮らし、できていますか?」
2025.07.28
木々の新芽が出始める頃、山は冬眠から覚めるように花々や鳥のさえずりで彩られます。
土を耕しながら今年の畑のレイアウトを考え、田んぼの畦を整えながら豊作をイメージし、一年分のお味噌やお醤油の仕込みを終えてホッとするのも束の間、野菜の苗を育て、植え、次々と出る山菜を採りに山へ向かい…春の山は大忙し。
だけど毎年この時期を迎えると晴れ晴れとした気持ちになって活力が湧いてくるのは自然の摂理からくるものでしょうか。人間も山々と同じように自然の一部なのだと改めて気付かされます。
「コケコッコー」
朝日がゆっくりと差し込むキッチンで朝ごはんの準備。炊けたお米のいい匂いと産みたての卵。朝食後、こどもと遊びながら縁側で洗濯を干す楽しみ。散歩に繰り出し地域の方との雑談時間。
晴れた日は縁側で軒下のつばめを眺めながら農作物のことや夕飯のことを考え休憩し、そしてまた午後の作業を進めていく。
土に触れ、風を感じ、季節に合わせて、今やるべきことを淡々と。
山の暮らしの幸せはこんな日常にあるような気がします。
時に先を見過ぎてしまったり過去を後悔したりすることもありますが、そんな私でも山暮らしを始めてから「今」を意識し生きてる実感を全身で感じる毎日を送れていると感じます。
今を生きる暮らし、できていますか?
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