①稲武でカフェ「風の庭」を始めたきっかけは?
名古屋でもカフェをしていましたが、家主さんの事情で閉店。これを機に、田舎暮らしに憧れていたので、自然の中でカフェがオープンできるところを探し始めたところ、いろいろなご縁をいただいて稲武(野入町)で「風の庭」を開店できました。「思いを人に話し、行動した賜物」だと、この結果にとても感謝しています。
②暮らして感じる稲武の魅力!
日々、間近に山々を見渡せる幸せはもちろんのこと、月1回ここで「スロー・シネマ&トーク・カフェ」として映画上映会などを開催することで、参加する稲武の人たちと情報を交換でき、心を通わせることができました。夫は地域の行事に参加し、私は週1回、稲武交流館のサークルに通っています。稲武に来て人脈が名古屋と合わせて2倍になりました。畑仕事など自然の中での暮らしだけが魅力ではなく、個性あふれる人たちとのつながりができ、日々楽しく暮らしています。
③カフェと民泊の両輪で、もっと人とのつながりを
「風の庭」は、フェアトレードのコーヒーを飲みながら、お互いに出会いを楽しむカフェ。その「出会いをもっと深めたい!」と、民泊も始めました。人生の宝は人との出会い、そんな出会いの場を、稲武の自然の中で提供できる幸せに感謝しています。これを機に、稲武を好きになってもらえたら嬉しいです。
④空き家情報バンクで探し、改修には豊田市の補助金を活用
物件は空き家情報バンクなどを使って納得いくまで探し、改修する際には豊田市山村地域等空き家再生事業の補助金を活用しました。床・天井などの補修やトイレ・厨房づくりなどに費用面の支援があったことで、古い家の良さを残しつつ、安心して改修に取り組むことができました。
⑤ 移住・起業を考える人へ
知らない土地でも、知り合いができると一気に距離が縮まります。まずは稲武支所や地元の人たちに気軽に話しに来てみてください。稲武には、人と人が知らずしらずにつながれる温かい空気があります。あなたの「やってみたい」が、ここではきっと「形」になりますよ。
📍店舗情報
カフェ&民泊 風の庭(かぜのにわ)

(取材協力:土井さん)
住所/愛知県豊田市野入町越田和2-5
連絡先/ 0565-77-3130 090-4191-5131(ホームページあり)
営業時間/(原則)毎週土・日(10〜17時)(12月から3月は冬季休業、民泊は予約制)
💡編集部コメント
カフェと民泊を運営されています。自然を感じながらコーヒーや紅茶を飲んだり、人とのつながりができる場所です。
豊田市では、空き家を活用した地域拠点づくりや、移住・起業の支援を行っています。
「風の庭」は、その制度を活かして生まれた新しい“人のつながり拠点”です。
月1回、風の庭で「スロー・シネマ&トーク・カフェ」として映画上映会などを開催しているのでコーヒーを飲みながら満喫できますよ!
