すえひろ家ー昭和33年頃から続く製麺所と飲食店

① 事業内容について

ご実家が昭和33年頃から続く製麺所という背景を活かし、その製麺所で作られているうどんを使った飲食店を営んでいます。

製麺所は現在、弟さんが三代目として継承されており、ご自身の飲食店は製麺業とは別の、初めての独立した事業としてスタートしました。

飲食店としての開業は2012年9月。

製麺所としては約67年近い歴史があり、その味と信頼をベースにしながらも、新たな形での挑戦として現在の事業を続けています。


② 稲武で事業をする魅力について

一番に感じているのは、人の温かさです。

開業当初は特に、地元の方々が足繁く通ってくださり、「応援してもらっている」と実感することが多くありました。

また、近年は大井平公園をはじめとした自然資源が注目され、観光で訪れる方も増えています。

紅葉の11月を中心に、春のしだれ桜、夏の川遊びなど四季を通して人が訪れる環境があり、年々来店されるお客様が増えている実感があります。

お店では「今から行くならどこがおすすめですか?」と観光案内を求められることも多く、稲武の魅力を日常的に伝えられる立場にあることも、この地域で事業をする楽しさのひとつです。


③ 活用している制度・補助金について

補助金の活用はあまり多くありませんが、中小企業共済を利用しています。

これは毎月積み立てた資金の範囲内で、比較的スムーズに融資を受けられる制度で、審査に時間がかからず、急な設備故障など「今すぐ現金が必要」という場面で非常に助かっています。

自分が積み立てたお金をベースに借りられるため心理的なハードルも低く、

将来的には退職金代わりにもなる点で、自営業者には心強い制度だと感じています。


④ 今後あると嬉しいサポートについて

長く事業を続ける中で、設備の老朽化など突発的な出費が増えてきました。

そのため、申請から給付までが迅速な補助金や融資制度があると非常に助かると感じています。

多くの補助金は「先に支払い、後から補助金が入る」仕組みのため、

今まさに資金が必要なタイミングでは使いにくいという課題があります。

先払い・即時性のある支援制度があれば、事業継続の大きな支えになると思います。

また、人手不足の面では、

お盆や年末年始など期間限定で働ける人と事業者をつなぐ仕組みがあると良いと感じています。

学生や短期で働ける方が登録でき、必要な時期だけマッチングできるような仕組みがあれば、地域全体にとってもプラスになるのではないでしょうか。

さらに、飲食店や事業所同士で臨時休業や定休日が共有できる情報ネットワークがあると、仕込みや来客対応の調整がしやすくなり、地域内での無駄も減らせると感じています。


⑤稲武で事業を検討している人へのメッセージ

稲武は道の駅があり、観光客も多く訪れるため、**「田舎のわりに事業が成り立ちやすい地域」**だと感じています。

特に飲食業は、稲武地区の飲食店と業種を変えればまだまだ可能性があります。

例えば現在は夜営業の飲食店が少なく、居酒屋など「夜に立ち寄れるお店」は地域としても求められていると思います。

また、コインランドリーは自分でもやりたいなと思うほど、あったらいいのにという声をよく聞ききます。

温泉や宿泊施設が近くにある立地を活かせば、稲武ならではの魅力ある事業展開ができるのではないでしょうか。

「何もない田舎」ではなく、小さな町に必要なものがぎゅっと詰まっている場所。

そんな稲武だからこそ、やりたいことを形にできるチャンスがあると思います。

📍店舗情報

すえひろ家(取材協力:土山さん)

住所/愛知県豊田市武節町田ノ洞214−1

連絡先/ 0565-83-3104

営業時間/11:00~14:00
定休日/月曜日 第1・3日曜日

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