ヒトトキ-自然と人の温かさに包まれて

■ お子さんと一緒に過ごすお気に入りの場所

子供たちはもう大きくなってしまったのですが、小さい頃はよく子ども館や交流館に出掛けて、おもちゃで遊んだり本を読んだりして過ごしました。雪が降ると嬉しくて、かまくらを作ったり、そり遊びをしたりもしましたね。少し大きくなると、家族で自転車に乗って町を巡ったり、ハイキングに行ったり。現在の住まいに移ってからは、夏になるとすぐそこの川で遊ぶのが恒例になっています。今年の夏はスイスから友人が稲武を訪れてくれて、一緒に川遊びを楽しみました。お正月にお湯とカップラーメンを持って夏焼城ヶ山に登るのも、秘かな楽しみになっているようです。季節ごとに自然の中で身体を動かして過ごすのを、子どもたちも気に入っています。

「夏焼城ヶ山」や「面の木原生林」へのハイキングや「大井平公園」の散策、近くの川など、小さな子どもと気軽に自然の中で過ごすことが出来る場所や、室内でのんびり過ごすことが出来るスポットもあって、そんな場所での何気ない時間が楽しかったと話します。


■ 稲武で感じる四季の魅力

「秋になると、自宅の隣にあるイチョウの大木がとても綺麗なんです。窓いっぱいに黄金色の葉っぱが広がる景色は圧巻です。ライトアップしたりして、短い秋を楽しんでいます。」
木工の仕事と併せて週末のカフェや宿の運営もしているため、春から秋にかけては毎日が目まぐるしく過ぎていきます。カフェの営業を休む冬の期間は、制作に集中したり、家の中を暖かくしてのんびりと過ごしたり、家族と出掛けたり出来る好きな季節だと言います。
店をやっていると週末になかなか家族で出掛けることが出来ないので、冬は少し遠くまでスキーに出かけたり、近くの「面ノ木園地」天狗棚で雪遊びをしたりと、季節を楽しむ時間が暮らしの一部になっています。


■ 自然と人の中で育つ子どもたち

街に住んでいる時は知らない方には「話しかけづらい」と感じることもありますし、すれ違いざまに挨拶を交わすこともほとんどありませんでした。こちらに来てからですね、自然と行き交う際に「こんにちは」とあいさつをしたり、子どもと歩いていると手を貸して下さったり話しかけて下さったり。皆さん寛容で優しい、人と人の距離がとても近いなぁ、と感じます。

大きくなってから、子供たちが自分からあいさつをしていたり、重そうな荷物を持ってあげていたり、近所に住むおばあちゃん宅に遊びに行っていた、なんてこともあり、自然と身に付いていたことに嬉しくなりました。

「地域の人たちが本当に温かく見守ってくれていると感じます。子どもたちはそんな関わりの中で“優しく素直”に育っていると思います。」


■ 稲武での暮らしを考えている方へ

人生1回だから、やりたいと思ったらやった方がいい!

夫と一緒に木工の仕事をしていましたが、カフェは「子育てが落ち着いたらやりたい」と思っていました。子供が小さかったので最初は悩んだそうですが、ある建物との出会いをきっかけにスイッチが入り、下の子が1歳の頃から開業準備を始めたといいます。
「今やらなければ、と思いました。やれる時が一番いいタイミング。苦労もありますが、きっと乗り越えられると思い、進んできました。移住も開業も、私たちだけでは出来なかったことです。物件との出会いや支えて下さった人とのつながりは本当に大事です。」

開業や仕事面についても、稲武では稲武商工会が親身に相談に乗ってくれるとのこと。
「色々と相談に乗って下さり、助けていただいています。補助金の情報なども詳しく教えてくれますので、まずは話を聞いてもらうと良いかもしれません。私たちのようにいくつかの生業を合わせ持つのも一つの働き方、生き方だと思います。買い物も不便はしていません、道の駅や商店もありますし、時には野菜を近所から分けていただくこともあって、暮らしやすいですよ。」


■ おわりに

稲武は、豊かな自然と人の温かさに包まれた場所。
浜松市・新城市・恵那市・根羽村・飯田市方面から来る人が交わる“真ん中”の地域でもあり、カフェを訪れた人たちがつながって新しいことが生まれることも。

自然と人との関わりの中で、きっと新しい発見や出会いが待っています。


📍店舗情報

ヒトトキ -人と木- (カフェ・ショールーム)

(取材協力:松島さん)

住所/愛知県豊田市稲武町タヒラ8-1

連絡先/ 0565-83-1008(代表)

営業時間/(原則)毎週金・土・日(11:30〜16:00)(L.O.15:00)(冬季休業、臨時休業あり)

💡編集部コメント

稲武の自然と人とのつながりを大切にしながら、家族とともに暮らす松島さん。

カフェ&宿泊を運営され、カフェは家具のショールームにもなっているそうです。

ヒトトキから歩いていける距離にhibi(木工アトリエ・B&B・オフィス)があり1日1組限定の泊まれる家具屋さんもやられています。

豊かな自然とあたたかい地域の中で「ヒトトキ」を開業し、お子さんとどのように日々を過ごしているのか、お話を伺いました。

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