花の店-ガソリンスタンドのお隣のお店

① 事業内容について

主な事業はガソリンスタンドです。昭和37年頃から始め、最初の店舗で約10年、その後別の店舗で約30年営業し、現在の場所に移ってからも20年以上になります。合わせると60年以上続けていることになります。

現在は次の世代がスタンドを中心に運営しており、私は店舗のほうで花や雑貨、洋服などを扱っています。もともとは花屋としてスタートし、生花、とくに蘭の花を中心に販売していました。蘭は高級な花なので、ラッピングもきちんとできるようにと名古屋まで通ってラッピングの勉強もしました。

ただ、生花の販売は仕入れや管理がとても大変で、体調を崩したこともあり、徐々に造花やプリザーブドフラワーを使ったアレンジメントへと変えていきました。現在はアレンジフラワーや雑貨など、自分の好きなものを中心にお店を続けています。

アレンジフラワーについては教室に長く通び、資格も取得しました。作品づくりは自宅の作業部屋で行っています。希望があれば教えることもできますし、夏休みの宿題として子どもたちに教えたこともあります。


② 稲武で事業をする魅力について

実は、私も主人も稲武の生まれではありません。私は岐阜市、主人は岐阜県の上矢作町の出身で、こちらに来てもう60年以上になります。

よそから来た人間として感じるのは、稲武は外から来た人を受け入れてくれる地域だということです。もちろん最初はいろいろな苦労もありましたが、周りの方に支えられてここまで続けてくることができました。

このお店は大きく宣伝をしているわけではないので、たまたま通りかかった方が「こんなところにお店があったんですね」と入ってこられることもあります。バイクの方や、コンビニでお弁当を買ってきてここで食べて休憩される方もいます。

お店では、お茶やコーヒーをお出しすることもあります。特別なサービスというわけではなく、長年この地域でお世話になってきたことへの恩返しのような気持ちです。買い物をしなくても、少し休憩していっていただけたらそれでいいと思っています。


③花の店の仕入れについて

花や雑貨の仕入れについては、最初は取引先も分からなかったため、東京ビッグサイトで開催されるギフトショーに足を運びました。そこは招待状がないと入れない展示会ですが、知り合いの紹介で行くことができました。

朝早く家を出て新幹線で東京へ行き、会場を歩き回って名刺交換をしながら仕入れ先を探しました。植木鉢や雑貨、バッグなど、今扱っている商品の多くはそのときの出会いがきっかけです。

メーカーが直接出展している展示会なので、安心して取引ができるのも良かったと思います。そうして少しずつ仕入れ先を広げていき、今のお店の商品につながっています。


④ 今後あると嬉しいサポートについて

これからのことを考えると、やはり後をどうつないでいくかということは悩みの一つです。娘もスタンドの仕事を手伝っているので忙しく、花の仕事まで同じようにできるかというと難しい部分もあります。

花のアレンジメントは、誰でもできるようでいて、やはりセンスや経験が必要です。たくさん作っていく中で感覚が身についていくものだと思います。

体調のこともあり、今後どこまで続けられるかは分かりませんが、元気なうちはできる範囲で続けていきたいと思っています。


⑤ 稲武で事業を検討している人へのメッセージ

私たちもよそから来てこの地域で暮らし、仕事を続けてきました。最初は大変なこともありましたが、長い年月の中で地域の方とのつながりができていきました。

稲武は自然も豊かで、人との距離も近い地域です。地域の方と関わりながら続けていくことで、少しずつ居場所ができていくのではないかと思います。

無理をせず、自分の好きなことや得意なことを大切にしながら続けていくことが、長く仕事を続けるコツなのではないかと思います。


📍店舗情報

花の店(取材協力:松田さん)

住所/愛知県豊田市黒田町尾知61‐4

連絡先/ 0565-82-2212 御用の方は、こちらの電話番号までお気軽にご連絡ください。

定休日/土曜日(臨時休業もあります)

花の店内には、無料でご利用いただける「無料お休み処」をご用意しております。地域散策の途中や観光の合間の休憩、ガソリン給油時に、どうぞお気軽にご利用ください。

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