移住者に聞く! 「移住したきっかけは?」

「移住したきっかけは?」とよく聞かれます。移住前の私たちはスーパーや飲食店、公園や図書も徒歩圏内にある暮らしをしていました。そんなある日、当時4才の娘がスーパーに並ぶ人参を見て言いました。
「人参は袋のまま木になってるの?」
「違うよ、土にできるんだよ。」
しかし、違うということは分かっても人参がどんな場所でどんな葉っぱをつけて育つのかは私にもよく分からず、これ以上説明できなかった。
働いて、稼いで、お店で買うという「消費する暮らし」が当たり前だと思っていた私は、季節の知恵を身につけて作物を育て得る「産み出す暮らし」の存在に気がつき、魅力を感じるようになりました。これが移住への大きな舵きりになったように思います。

さて、仕事事情ですが、我が家は夫が植木屋、私は似顔絵屋を営んでいて、移住後も仕事はそのままに働き方を変えていこうと考えていました。しかし機動に乗るまでの一年程はそれと合わせて地域のゴルフ場やブルーベリー畑のお手伝いをさせていただいてました。
 そんな頃、ビールの原材料であるホップ栽培の話が舞い込んできたのです。農業経験のない私たちでしたが、地域の方や営農組合の皆さまのサポートもあって家族で挑戦することにし、今年で5年目になります。

今や仕事は多業です。暮らしに合わせた形で配分し、稼ぎ仕事だけでなくつながりや暮らしの仕事も大切にしたいと考えるようになりました

記事一覧へ→

この記事を書いた人

アバター画像
まこ

稲武在住歴 : Iターンで6年目 職業:小さくいろいろ 趣味:パン焼き

子育て