1. NPO法人稲武まちづくり協議会の活動との関わりについて
NPO活動の中でも特に印象深いのは、「雪み街道」など、現在も続いているイベントの立ち上げ期です。
準備は決して簡単ではありませんでしたが、ゼロから企画を形にしていく過程には大きなやりがいとワクワク感がありました。
今では地域に欠かせないイベントへと成長し、多くのリピーターの方々に毎年足を運んでいただけることが、続けてきた何よりの喜びです。
2. 事業内容について
稲武を拠点に、設計事務所・工務店として住宅や店舗の設計・施工を行っています。
祖父の代から続く家業で、現在は三代目。長年培ってきた技術や経験をベースに、建物だけでなく「暮らし全体」を見据えた提案を大切にしています。
また、建築だけにとどまらず、企業のブランディングやブランドディレクション、グラフィックデザインなどを手がけるデザイン事務所としての活動も展開しています。
地域企業や店舗の魅力を整理し、空間・ロゴ・プロダクト・発信まで含め、一貫した世界観づくりを行っています。
近年は豊田市方面にも拠点を構え、ショールーム兼オフィス、インテリアショップ「LUMBERS(ランバーズ)」を運営。
稲武を本拠地としながら、都市部と地域を行き来するスタイルで事業を展開しています。
さらに、「豊かな暮らし」をテーマにした活動にも取り組んでおり、
“Happy by having plants - 植物のある豊かな暮らしを-” をコンセプトにしたイベントも開催しています。
植物やインテリア、暮らしにまつわる様々なコンテンツを通して、人が心地よく暮らせるライフスタイルそのものを提案しています。
3. 稲武で事業をする魅力について
稲武に暮らしながら都市部とも行き来することで、両方の視点を持ちながら仕事ができることは、大きな魅力だと感じています。
もちろん不便な部分もありますが、「不便を楽しむ」「制限の少ない暮らし」ができる場所でもあります。
庭先でBBQをしたり、周囲を気にせず音楽を楽しんだり、自然の中で子どもをのびのび育てたり。暮らしそのものを楽しめる環境があります。
また、そうした実体験があるからこそ、「郊外や田舎で家を建てたい」というお客様に対して、都市部とは異なる視点で提案できることも、自分たちの強みだと思っています。
4. 活用している制度・補助金について
建築分野では、住宅を建てるお客様それぞれの暮らし方やスタイルに合わせた補助金・助成制度のご提案を行っています。
住宅性能を向上させることで活用できる補助制度を積極的に取り入れ、より快適で長く安心して暮らせる住まいづくりにつなげています。
また、リフォームに関する補助制度も多く、住まいの質を高めながら、お客様の負担を軽減できる仕組みとして非常に有効だと感じています。
事業者としては、
・ホームページ制作
・チラシやPR活動
・展示会出展
・ブランディングや販促活動
・新規事業やイベント企画
などに関する補助金制度を活用してきました。
地方で事業を行う中では、「自分たちの活動をどう発信していくか」が非常に重要だと感じています。
補助制度を活用することで、新しい挑戦や情報発信にも取り組みやすくなり、地域の事業者にとって大きな後押しになっていると感じています。
5. 今後あると嬉しいサポートについて
事業を続けていく中で、特に必要性を感じるのは人材面でのサポートです。
地方では採用そのものにコストや時間がかかるため、リクルート費用や採用活動に対する補助的な支援があると、地域で事業を続ける事業者にとって非常に心強いと感じています。
6. 稲武で事業を検討している人へのメッセージ
稲武で暮らし、事業をする上で大切なのは、「人との関わりを楽しめるかどうか」だと思います。
「静かにこもって暮らしたい」「人付き合いは最低限でいい」という感覚だけだと、田舎暮らしとのギャップを感じるかもしれません。
稲武は顔の見える関係性が多く、人とのつながりが暮らしの基盤になっている地域だからです。
その関係性を面倒だと思うのではなく、楽しめる人にとっては、とても豊かで可能性のある場所だと思います。
一方で、自分自身を振り返ると、趣味であっても「自己流」で終わらせず、プロから直接学びたいという強い好奇心がありました。
その積み重ねが、今の仕事につながっています。
デザインもその一つで、ロゴ制作を手がけたり、NPO活動の中では「いなぶラボ」のロゴデザインにも関わらせていただきました。
また、企業や店舗のブランディング、ブランドディレクションなど、地域と都市部を横断しながらクリエイティブな仕事にも取り組んでいます。
さらに、「植物のある豊かな暮らし」をテーマにしたイベントを開催するなど、単に“モノを作る”だけではなく、“どう暮らすか”というライフスタイル全体を提案する活動も行っています。
また、「暮らしと遊びの総合展示会」をコンセプトに、多くのライフスタイルユーザーから支持を集める大型イベント「FIELDSTYLE」にも、立ち上げ当初から関わっています。
こうした活動を通して感じるのは、外部の知見や感性を地域に持ち込み、地域の中にある想いや資源と結びつけることで、新しい価値や仕事は生まれていくということです。
「地方だからできない」ではなく、
「地方だからこそできることがある」。
稲武には、そんな暮らし方と働き方の可能性があります。
📍店舗情報
稲武製材株式会社(取材協力:大内さん)
本社/愛知県豊田市御所貝津町千保田8-7
営業所/愛知県豊田市美里2丁目13-16
連絡先/ 0565-82-3434
定休日/土曜、日曜(本社)水曜(営業所)
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